保田窪県営第一団地

Project No.02

保田窪県営第一団地

KUMAMOTO PREFECTURE HOTAKUBO DAIICHI PUBLIC HOUSING

主要用途
共同住宅
所在地
熊本市中央区帯山
構造
鉄筋コンクリート造
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くまもとアートポリス集合住宅の完成第一号。共に集まって住めるような環境を、住戸の配置、機能、デザイン等によっていかにつくることができるか。設計者が最も苦心した点である。「共に住む」ことがいま年の中では求められている。しかし、未だにそのためのモデルは明瞭になっていない。公営住宅はどう描かれるべきなのか。意欲的な提案の一つである。

保田窪県営第一団地
  • 保田窪県営第一団地01
  • 保田窪県営第一団地02
  • 保田窪県営第一団地03
  • 保田窪県営第一団地04
  • 保田窪県営第一団地05
  • 建築概要

    限られたコスト、床面積の中でいかに豊かな住環境をつくるか、これは公営住宅の設計に当たる建築家が解決を迫られる課題である。この団地では従来の南に向かって整然と等間隔に並ぶ、いわゆる「団地型」の配置に替えて、各住戸が中央広場を囲むように配置され、この空間が110世帯全員のふれあいの場になるように期待されているのである。また、各住戸は中庭や広いテラスを持ち、常に外部と接することができるようになっている。その結果、公営住宅としては、かつてないほど大きな専用空間をも持つことになった。

  • 建築家プロフィール

    山本理顕(やまもとりけん)

    1945年
    北京生まれ
    1968年
    日本大学理工学部建築学科
    1971年
    東京芸術大学大学院美術研究科建築専攻修了
    1971年
    東京大学生産技術研究所原研究室研究生
    1973年
    株式会社 山本理顕設計工場設立
    主な作品
    • 山川山荘
    • 山本邸
    • 藤井邸
    • ガゼボ
    • ロトンダ
    • ハムレットほか
    主な受賞歴
    1985年
    第2回鹿島賞受賞
    1988年
    日本建築学会賞ほか
  • 関連情報

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