八代市立博物館・未来の森ミュージアム

Project No.05

八代市立博物館・未来の森ミュージアム

YATSUSHIRO MUNICIPAL MUSIUM

主要用途
博物館
所在地
八代市
構造
鉄筋コンクリート造・鉄骨造
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旧八代城主である松井家が所蔵する様々な美術品を中心に、過去から現在に至るまでの八代の文化と歴史を紹介する博物館である。敷地は八代城址の近く、文化施設の集まる緑豊かな文教ゾーンの中心にある。敷地内の木々は可能な限り残され、前面の通りからはメタリックな建物のシルエットが木々の緑の間から見え隠れする。「未来の森ミュージアム」の名称は公募によって決められたものだが、このメタリックな建物と緑豊かな環境との調和をイメージさせてくれるようだ。

八代市立博物館・未来の森ミュージアム
  • 八代市立博物館・未来の森ミュージアム01
  • 八代市立博物館・未来の森ミュージアム02
  • 八代市立博物館・未来の森ミュージアム03
  • 八代市立博物館・未来の森ミュージアム04
  • 八代市立博物館・未来の森ミュージアム05
  • 建築概要

    この計画では、視覚的な高さが抑えられたヒューマンな環境を考慮し、建物の威圧感を軽減することに大きな注意がはらわれた。1階部分には閉鎖性が高くボリュームの大きな2つの展示室が配され、あたかも地下であるかのように盛土によって埋められている。平坦な敷地に芝生で覆われた小高い丘が隆起したかのようでもある。丘の上には円とランヅホールやカフェなどのオープンなスペースが軽やかに浮かぶ屋根の下に広がっている。メタリックな被覆に包まれた収蔵庫は屋根の上に浮かべられ、未来の正倉院として、博物館のシンボル的な役割を担っている。

  • 建築家プロフィール

    伊東豊雄(いとう とよお)

    1941年
    ソウル生まれ
    1965年
    東京大学卒業
    1965年
    菊竹清訓建築事務所勤務
    1971年
    アーバンロボット(URBOT)設立
    1979年
    伊東豊雄建築設計事務所に名称変更
    1971年
    主な作品
    • 中野本町の家
    • ホテルD
    • シルバーハット
    • レストラン・ノマド
    • 横浜・風の塔
    主な受賞歴
    1984年
    日本建築家協会新人賞
    1986年
    日本建築学会賞
  • 関連情報

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